特集|線維筋痛症・ME/CFS と、働き方

Review記録 読了 7分

音声で書くようになっても、数字だけは指で打っている

試したもの:Keychron V0 Ultra 8K(V0U-D4)

  • 岡田慎平記録・撮影
白い布の上に置かれた黒いテンキー。左に M1〜M5 の縦列と丸いノブがあり、右上に電卓の形をした小さなキーキャップが付いている
写真|岡田慎平 iPhone 17 Pro で撮影(24mm相当・ƒ2.2・ISO 200)
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In 3 lines

  • 音声入力が中心でも、数字とショートカットは指で打つ。そのための26キー
  • キースイッチもキーキャップも全部替えられる。押す重さを自分で選べる
  • 大きくて重い。机に据えるための道具で、持ち歩きにも、寝たままにも向かない

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文章は音声で入れるようになりました。それでも数字だけは、いまも指で打っています。すぐ計算したいとき、表に売上を入れるとき、それに生成 AI が「1番・2番・3番」と聞いてくるとき。数字は、声より指のほうが速いことがあります。

なぜ試したか

きっかけは ACK05(新しいタブで開きます) です。左手に置いて便利に使っていたのですが、あれはテンキーの代わりにはなりません(キーの形と並びが不揃いなので、数字を並べて置けません)。

それで、テンキーそのものを1台置くことにしました。選んだのは Keychron の V0 Ultra 8K です。

黒いテンキーを斜め上から見たところ。左端に M1 から M5 の縦列と丸いノブ、中央に数字のキー、右上に4つの小さなキーが並んでいる
買ったときの姿。数字のほかに、左の M1〜M5、ノブ、右上の4キーがあります写真|岡田慎平 iPhone 17 Pro で撮影(24mm相当・ƒ2.2・ISO 200)

薄いほうの K0 Max(ロープロファイル)とも迷いました。そちらのほうが場所を取りません。それでもこちらにしたのは、好きなキースイッチが使えるからです。編集長は Kailh Deep Sea Silent Pro Box(静音リニア・押下圧 45±10gf)という軸が気に入っていて、それを載せたかった、というだけの理由です。静かなのに、打っていて気持ちがいい——それだけの話です。

買うときに軸を選びます(赤軸・茶軸・バナナ軸)。選んだスイッチは本体に付いてくるので、届いたその日から使えます。編集長のように別の軸に替えたい人だけが、スイッチを自分で買って差し替えることになります。

替えのスイッチは、国内なら 遊舎工房(新しいタブで開きます)が確実でした。海外の通販のほうが安く買えることもあります(編集部が35個入りで比べたときは、その差がありました)。

よかったところ

押す重さと静かさを、あとから変えられます。買ったときの軸のままでも使えますが、この道具ははんだ付けなしでスイッチを全部入れ替えられます(MX 互換の3ピン・5ピン)。

キーキャップとスイッチを外したテンキー。青いスイッチが差し込まれていて、右側の布の上に、外した白いスイッチと黒いキーキャップが積まれている
スイッチは全部外して入れ替えられます。右にあるのが、外した出荷時のスイッチとキーキャップ写真|岡田慎平 iPhone 17 Pro で撮影(24mm相当・ƒ1.78・ISO 80)

ここは、ほかの道具には無い性質でした。指先が痛い日に合わせて、軽いものを選ぶことができます。押す力の加減を、道具のほうに合わせるのではなく、自分で決められます。これは一人の記録で、痛みが減ると書けるものではありません。

キーキャップも替えられます(MX 互換のもの)。編集長は電卓の形をした立体のキーキャップを付けています。海外の通販で見つけたものです。

テンキーの右上の一角。電卓の形をした立体的な小さなキーキャップが、ほかの平らなキーの間に付いている
この1個のために替えました。実用ではありません写真|岡田慎平 iPhone 17 Pro で撮影(24mm相当・ƒ2.2・ISO 200)

数字のほかに、左の M1〜M5 とノブ、右上の4キーがあります。編集部が置いているのは、音声入力の開始/停止、画面の撮影、delete、enter、コピーと貼り付け、電卓の起動です。M5 が Fn になっているので、同時押しでもう1面ぶん使えます。

この道具の要点テンキーとして数字を打ちながら、音声入力の開始と画面の撮影が同じ場所にある。この2つは1日に何度も押すので、探さずに押せることの差が大きいところです。

それと、替えるキーが26個しかありません。フルサイズのキーボードを全部替えるのは大仕事ですが、この数なら手が止まりません。キーボードを自分で組む世界の入り口としても、軽いほうだと思います。

よくなかったところ

大きくて重いです。310g、幅 117.6 × 奥行 138.9mm、高さは奥で 29mm あります(キーキャップを含まず)。ACK05(新しいタブで開きます) と並べると、占める面積は倍近くになります。

白い布の上に、灰色の薄いデバイス(左)と、黒いテンキー(右)が並べて置かれている。右のほうが厚みも面積も大きい
左が ACK05(新しいタブで開きます)。同じ「左手に置くもの」でも、大きさはこれだけ違います写真|岡田慎平 iPhone 17 Pro で撮影(24mm相当・ƒ1.78・ISO 100)

据え置き専用です。手に持って使うことも、マグネットでどこかに貼っておくこともできません。重さがあるぶん置けば安定しますが、置き場所を作れることが前提になります。

それから、寝たまま使うことはできません。体調の悪い日に手が伸びる道具ではない、ということです。ここは Relacon(新しいタブで開きます) とは反対側にあります。

薄いほうの K0 Max でもよかったかもしれない、と思うことはあります。場所の話でいえば、あちらのほうが確実に楽です。それでも打鍵感でこちらを選びました。ここは好みで、体調の話ではありません。

誰に向くか

向くのは、机に置き場所を作れる人です。そのうえで、数字とショートカットを指で打つ場面が残っている人に向きます。音声入力を使うようになっても、その場面は無くなりませんでした。

押す重さを自分で決めたい人にも向きます。スイッチを替えられる道具は、そこを選べます。

向かないのは、持ち歩く人と、机に向かえない日に使いたい人です。合う道具は、人によって逆になります。

編集部にとってこれは、体調のいい日に机に向かって、腰を据えて仕事をするときの道具です。そういう日ばかりではないので、ほかの道具と役割を分けています。

表|このページから行ける先。「広告」と書いた行だけがアフィリエイトリンクです
行き先そこで何ができるか
メーカー公式(新しいタブで開きます)仕様や付属品を調べられます(買えません
Amazon で見る広告(新しいタブで開きます)リンク先は赤軸の構成です。編集部が使っているのはバナナ軸 (同じ本体で、買うときに選ぶ軸が違うだけです)
なみのまの道具のページ(新しいタブで開きます)よくなかったところ・公式仕様・入手経路をまとめてあります

この記事について

この記事について(稼働・反動・AI の使用・掲載範囲)
試したものKeychron V0 Ultra 8K(箱の表記は V0U-D4・Banana Tactile)
試用期間2026年8月21日から(約3週間)
入手経路Amazon.co.jp で購入
費用11,871円(2026年8月21日時点)。これは本体の値段です(選んだ軸は付いてきます)。編集長はそのあと、別のキースイッチとキーキャップを買い足しています
執筆にかかった稼働口述(音声入力)約10分+公開前の確認 約5分。下書きは AI、取捨選択と文責は編集部
反動いまのところ、目立った反動は感じていません。ただし、この記事1本だけを取り出して反動を測ることはできません(同じ日にほかの作業もしているため)。「書く作業に負担が無い」という意味ではありません
記事のレビュー書いた人とは別に、編集部のもう1名が読んでいます(公開前)。指摘は反映してから出しています
AIの使用口述の文字起こしと構成。仕様は公式サイトで確認しました。文責は編集部
利益相反編集部が購入したものです。提供・貸与・依頼を受けたものではありません。記事にはアフィリエイトのリンクがあります(押して買われると編集部に報酬が入ります)。報酬の有無で評価は変えていません

Authorこの記事を書いた人

岡田慎平

線維筋痛症・ME/CFS の当事者。WEB制作会社 合同会社LOFIR 代表社員。体調に波がある人の働き方を設計し、記録している。

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