お楽しみ

手ならし

トラックボールやエアマウスに替えた最初の数日は、道具が合っていないのか、手がまだ慣れていないだけなのかが分かりません。ここは、それを見分けるための練習場です。上手になるための場所ではありません。

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この練習は、お使いのブラウザの中で動きます。JavaScript を切っている場合は動きません。何をする道具なのかは、このあとの文章だけで分かるように書いてあります。

練習も労作です

短い時間でも、腕と目を使えば労作です。PEM(労作後倦怠感)(新しいタブで開きます)は、当日ではなく翌日から数日後に来ます。やっている最中に「まだ大丈夫」と感じることは、あとで反動が来ないことの証拠になりません。

そのため、既定を次のようにしてあります。

  • 制限時間なし。急かされない状態が既定です
  • 10本で終わる(「なぞる」「はこぶ」は端から端までで1本)。終わらせないために続く作りにしていません
  • いつでも「やめる」。途中でやめても記録は残ります
  • 3回まわすか8分たつと、やめることをこちらから提案します
  • 時計を画面に出しません。かかった時間は、終わったあとにだけ出します

痛み・しびれ・目のつらさが出たら、途中でやめてください。この練習をすると体調がよくなる、とは書きません。編集部は治療法・改善法を扱いません(編集の方針(新しいタブで開きます) 第3条)。

これは何のためにあるか

出てきた丸を押す。曲がり角のある通路をなぞる。並んだ行から1つ選ぶ。四角をつかんで運ぶ。つかんだまま通路を通す。それだけの練習ができる場所です。点数をつけません。順位も出しません。他の人と比べる仕組みを置いていません。見るのは、あなたの手といま持っている道具の相性だけです。

トラックボールやエアマウスに替えた最初の数日は、ポインタが思った所に止まりません。多くの人はここで「自分には合わなかった」と判断します。けれどこの数日は、道具が合っていないのか、手がまだ慣れていないだけなのかを区別できない時期でもあります。

道具を紹介する記事はたくさんあります。マウスの練習ができる場所も、英語まで含めれば見つかります。ただ、その2つは離れた場所にあります。日本語で、体調に波がある人が使うことを前提に作られたものは、見つけられませんでした。ここは、その2つをつないでみる試みです。

  1. いま使っている道具で、ここで練習して数字を残す
  2. 気になった道具に替えて、同じ練習をする
  3. 同じ数字を見る

比べるのは他人ではなく、前の自分です。

5つの型と、3つの段

型は途中でも変えられます。盤面のすぐ下の「型をえらぶ」を押すと、その場ですぐ始まります(プレイ中に押したときは、途中までの回は記録に残しません)。

手ならしの型と、すること・見ている数字
すること見ている数字
押す出てきた丸を、順に押す1つ押すまでの時間/的の外を押した回数/的に入って、出てしまった回数
なぞる帯から外れないように、端から端まで動かす。押さないかかった時間/はみ出した回数
えらぶ並んだ行から、言われた1行を押す1つ選ぶまでの時間/ちがう行を押した回数
つかむ四角をつかんで、枠の中まで運ぶ1つ運ぶまでの時間/途中で落とした回数
はこぶ四角をつかんだまま、通路から出ないように端から端まで運ぶかかった時間/通路からはみ出した回数/途中で落とした回数

「はこぶ」は「つかむ」と「なぞる」を重ねた型です。押さえる力と狙う力を同時に使うので、5つの中でいちばん難しくなります。押しっぱなしがつらい場合は、「つかむ」と同じくクリック→クリックに切り替えられます。

どの型にも段が3つあります

5つの型それぞれに、段1・段2・段3があります。何も選ばなければ段1から始まります。1回やり切ると、盤面に「段2へ進む」が出ます。押すと、同じ型のひとつ上の段がその場で始まります。段2をやり切れば段3が出ます。

うまくできたかどうかは見ていません。最後まで進めば出ます。合否も点数も付けません(途中で「やめる」を押した回には出しません。やり切ったことが、次の段への区切りだからです)。

先に難しいところから始めたい場合は、型のボタンのすぐ下の「段をえらぶ」で、はじめから段2・段3を選べます。段はロックしていないので、順番に上げていく必要はありません。途中で切り替えることもできます(押すとその場で始まります)。

型ごとに、段2・段3で何が増えるか
段2段3
押すまぎらわしい四角が2〜3個いっしょに出ます。押すのは丸だけです(四角を押すと「外し」になります)。次の的も遠くなります四角が4〜5個に増え、次の丸がさらに遠くに出ます
なぞる曲がり角のある通路(角4つ)を、スタートからゴールまで進みます。角の位置は毎回変わります角が6つに増え、通路が細くなります(30px は下回りません)
えらぶ1文字ちがいの語だけが並びます(「あお・あか・あき…」)。行の数も増えて、盤面の中を上下に送ることがあります行の幅がばらばらになり、左右にずれます。縦だけでなく横にも狙うことになります
つかむ枠が四角ぎりぎりです。段1は中心が枠に入れば置けますが、段2は四角がすっかり枠に入っていないと入りません枠がさらに小さくなり、運ぶ距離も長くなります
はこぶ曲がり角のある通路を、つかんだまま運びます角が増え、通路が細くなります

どの型も行き止まりは作っていません。迷うことを練習にしたいのではなく、通路から出さずに曲がることを練習にしたいためです。

上げているのは狙う正確さだけです。急かして難しくはしません(速さを詰めたいときは「制限時間」で選んでください)。的が動くこともありません。ボタンが 44px より小さくなることもありません。読む量・覚える量・迷う量も増やしません。難しくなるのは手のほうで、頭のほうではありません。

記録は段ごとに分けて数えています。段のちがう平均を混ぜると、数字の意味がなくなるためです。

盤面の中の「設定」を押すと、盤面の中に設定が開きます。ページは下に伸びず、盤面の上端も動きません。変えられるのは、的の大きさ(大64・中44・小30px)、本数(5・10・20)、制限時間(なし・ゆるい・きびしい)、動かす幅(狭い・ふつう・広い)、使う道具つかむ・はこぶの操作(押しっぱなし/クリック→クリック)です。

「動かす幅」を狭くすると、腕を大きく動かさずに済みます。「えらぶ」の行の高さは「的の大きさ」で変わります。30px にすると、44px との違いが手で分かります。

1回終わると、盤面に「終わりました」と、何本やって1つあたり何秒だったかが出ます。押した跡(点)と外した跡(破線の丸)は、その画面にそのまま残しています。段3まで来ていなければ、ここに「次の段へ進む」が並びます。

ただし、3回まわすか8分たったあとは、目立つほう(塗りつぶしのボタン)が「もう一度」に戻ります。段を上げていける作りは、放っておくと続けさせる側にはたらくためです。休むほうを弱くしないための決めです。

道具によって、つまずくところが違います

どれが良いかは、手の状態によって逆になります。人に良かったものが自分に合わないことは、ふつうに起こります。

道具ごとの動かし方と、最初につまずくところ
道具動かし方最初につまずくところ
トラックボール(親指)親指だけでボールを回す。手首と腕は置いたまま動かさない行き過ぎて戻る。細かい位置合わせに時間がかかる
トラックボール(人差し指・手のひら)指を数本、または手のひらで大きな球を回す押しながら回す(ドラッグ)のが難しい
キーボード一体型(親指ボール)左右に分かれたキーボードの親指の位置にボールがある。手を置いたまま動かせる押す指と回す指が同じで、押すときにポインタが動く
エアマウス空中で向けて動かす。机が要らない手の揺れがそのまま出る。腕を上げ続けると疲れる
タッチパッド指を滑らせる端まで来て足りなくなり、持ち替えが要る
ペンタブレット板の上の位置が画面の位置と一対一で対応する位置が絶対なので、最初は感覚が合わない

この表に「慣れるまでの日数」を書いていません。人によって差が大きく、書けば目安ではなく期限になってしまうためです。

編集長の記録トラックボールに替えてから、手首の痛みが減りました。これは一人の記録で、効果を約束するものではありません。同じことが起きるとは限りません。

記録は、この端末の中だけにあります

練習の数字は、お使いのブラウザの中(ローカルストレージ)にだけ保存しています。なみのまのサーバーにも、解析にも、どこにも送っていません。ページを開いている間に計算して、そのまま捨てています。

なみのまは「計測データの扱い(新しいタブで開きます)」で、録画・マウス軌跡・ヒートマップは測らないと書いています。この練習場は、ポインタの動きを画面の中で計算しますが、その動き自体をどこへも送っていません。残しているのは、回数・平均の時間・外した回数といった合計の数字だけです。

記録は、練習の下にある「記録を消す」でいつでも消せます。ブラウザの履歴・サイトデータを消したときにも一緒に消えます。端末をまたいで引き継ぐことはできません(引き継げる作りにすると、こちらが預かることになるためです)。

CSV でおろせます

「これまでの記録」の下に 「CSV でダウンロード」 があります。1回ぶんが1行の表になっていて、表計算ソフトでそのまま開けます。日時・道具・型・段・設定・かかった時間・外した回数が入っています。

この書き出しも、お使いのブラウザの中だけで作っています。どこにも送っていません。

なぜ用意したかというと、記録がこの端末の中にしか無いからです。端末を替えるとき、診察や面談で見せたいとき、自分で長く続けて見たいときに、持ち出せないと使えません。「送らない」を守ったまま自分の記録を使える道が、これです。

このページだけ、動きます

なみのまは「設計の憲法(新しいタブで開きます)」第6条で、何も動かないことを約束しています。このページは、そのただ一つの例外です。的が出たり消えたりしなければ、練習にならないためです。

そのうえで、次のことは守っています。

  • アニメーションを1つも使っていません。ふわっと出る、大きさが変わる、といった動きはありません
  • 減っていく時計やバーを出しません。制限時間を選んだときだけ、残り半分で的の輪郭が破線に変わります(1回だけの変化です)
  • 「表示設定 › 動き › 止める」のままでも、練習はできます
  • 色を使いません。押した所は点、外した所は破線の丸で残ります

的は 44px より小さくできます。小さいものを狙うことが練習の中身だからです。ページの操作ボタン(はじめる・やめる・設定)は、例外なく 44px 以上のままにしてあります。

うまくならなくても、かまいません

ここでうまく押せないことは、あなたの側の問題ではありません。変えるのは、手のほうではなく道具のほうです。

ポインタをうまく扱えないときに取れる道は、道具を替えることだけではありません。キーボードだけで操作する、音声入力を使う、そもそもその作業をしない、という選び方もあります。なみのま自身は、キーボードだけで全ページを操作できるように作ってあります(5つの型のうち「なぞる」だけは、性質上できません。「はこぶ」は Enter でつかみ、矢印キーで運べます)。

働き方についても同じ立場です。この場所は、働けるようになるための訓練所ではありません(編集の方針(新しいタブで開きます) 第1条)。

ここで使う道具について

練習したあとで、道具そのものを見たくなることがあると思います。編集部が実際に使っているものを置いておきます。

紹介した道具の一覧(新しいタブで開きます)(よくなかったところまで書いてあります)

載せているのは、編集部が実際に使ったものだけです。よくなかったところも必ず書きます。メーカー公式へのリンクを必ず置くので、買わずに調べることもできます。合う道具は人によって逆になるので、勧め方はしません(編集の方針(新しいタブで開きます) 第3条)。

購入のリンク(アフィリエイトリンク)が含まれるときは、このページの冒頭に表示します。報酬の有無で評価は変えません(収益と表記について(新しいタブで開きます))。

それぞれの道具は、使った記録として1本ずつ記事にしています。よかったところだけでなく、よくなかったところも書いてあります。

替える前に、いまの道具でここの数字を取っておくと、替えたあとに比べられます。「押す」なら〈的に入って出てしまった回数〉、「えらぶ」なら〈ちがう行を押した回数〉が、道具を替えたときにいちばん動きます。

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